・あれからもうすぐ1年。

短い気がするけれど、ものすごく中身の詰まった濃い時間だった。

生きてると、辛い事とか、もぉヤダ・・って涙する時も、どうしようもないくらいに自分の事情けなく感じて周りの人に冷たくあたっちゃったり、ほんと色々あるけども、だけど"生きる"って捨てたもんじゃない。

そんな事とは比べ物にならないくらいに、素敵な事が世の中にはたくさんあって、素敵な事に直面した時、自分という存在を大きく感じる。

あの日は、変な胸騒ぎが止まらず、実際、とても辛い事実を受け止めなければならない日となった。
あの日を境に、決して忘れる事のない1日となった。

彼女は、やり場のない思いや孤独感を抑え、必死で笑っていた。
何も知らない人から見れば、周りにいるごく普通の女のこだろう。
だけども、彼女はあのちっちゃな体で、事実を受け止め、地に足を着け、しっかり立っていた。

1年という年月が経った今も、彼女の心の中にはその事実が生きていて、まだ完全に過去を受入れられていない。

たくさんの人がいるこの地球で、テレビを見ていても、毎日のように流れる悲しいニュース。
テレビの中で冷静な顔をしてニュースを読み上げるアナウンサー。コメントする人々。私たちは、平和に過ごしながらそんなニュースを耳にする。最近では、「また起こったね」などという言葉を口にしてしまう。

命というものが、すごく軽く考えられている。怖い。

一人の命で、何十年も、いや死ぬまでずっと引きずり、心に消える事のない傷を負った人もいるというのに。
命に対しての温度差を感じる。
命に対して、何も感じない人。かわいそうだと思う。

今日は良いお天気で、そして今日もまた新たな出会いがあって、
木々は優しい色で私たちの目を癒してくれる。
そんなごく普通の事で、幸せを感じ、力を貰い、毎日を頑張る。
私が居る事で、幸せでいられる人が居て、その反対でもあって、まさに人は一人では生きていけない。

あの忘れる事のできない1日は、そんな事をも教えてくれた出来事だった。

責める事は誰も出来ないけれど、でもやっぱり悲しかった。
周りを見て欲しかった。

早く彼女に本当の笑顔が生まれますように。
そして、元気になったら一緒に楽しい事いっぱいしようね。

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