・昨日、悶々とした晴れない気分のまま、S郎とのお茶場所へ向かった。

途中、旅先で出会ったTKくんの事を思い出した。
そーいえばは、今日ずっと忘れていた。
かけてみよっかなー、と思った。
新鮮な会話をすれば、きっとこの悶々とした気持ちから抜け出せるかもしれない、と考えた。

うだうだと考えていた昨日までの自分とは打って変わって、いとも簡単にその行為を行った。
きっと心はそこになかったから。


18時過ぎ。TKくん出ず。
なんだよーー。。。向こうでの感情を日本まで持って帰って
来ちゃったわたしはバカ?
とか、ブツクサ思いながら,S郎との約束の場所へ向かった。
片手には、エルメスのバッグ。
もう片手には、エロカレンダーをブラ下げて。

S郎の深い部分の話を聞いた。
長い付き合い、お互いを大切に信頼し合っている関係
だからこそ話してくれる内容の話。
耳を塞ぎたくなるような内容や、正直わたしにとって辛い内容だった。
悶々とした気分に、更に追い討ちをかけるような内容だった。

2時間程話したあたりで、携帯が鳴る。
見ると、TKくん。

「ごっめんねー。仕事中で出れなかったんだー」とTKくん。
今お茶中なの、と言うと夜にまたかけるとの事。

夜、私が眠たかったので20分程だけ話した。
少ない時間の中で出来るだけ私の事をたくさん知ろうとしている
会話だった。


電話を切り、携帯を見ると、出張中のカレからメールが。
「おやすみなさい」と。
食事が終わりホテルへ戻ってきたのだろう。
私は、ここ最近、100パの気持ちで向き合えてない。
自然に他の事で気を反らそうとしていたりする。
でも、彼は、私に100パで向き合ってくれてる(と思う)
痛いほど分かる。


朝起きると、TKくんから真夜中3時にメールが入っていた。
「こんな遅くにごめんね。なんかウキウキしてしまって眠れないよ。ほんとーに、連絡くれて嬉しかったんだ」と。


新しく生まれた気持ちと、安らぎと、罪悪感と、そんな感情をいったりきたりしたぐちゃぐちゃな夜だった。

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