大切な人にグルグルされる瞬間

・金曜のアフター。

ジーンズのお直しを取りに行き、来月のサイパン用にちょいハードめのタンクと半パンが欲しかったのでマウジーとslyを覗く。
しっかし、slyわっかいねー。すっごくかわいいけど！

その足で急いでカレの元へ向かう。
久々にスーツ姿のカレと歩いた。きっと、カレも意識してたハズ。だって、私のお気に入りのピンクのシャツだったんだもーん。あえて、何も触れなかったけれど。カレに腕を絡ませて、隣をカツカツ歩いた。

食事は、串焼き。おまかせコースで、次から次へと頂いた。食べ過ぎ、って程食べたし。全部で25本くらいはいったはず・・。
セイリ前、異常な食欲・・。

カレにごちそーさまって言って、私のお気に入りのホテルのバーへ連れてもらう。ここのコス○ポリタン絶品なの。美味しくてついつい飲み過ぎちゃうんだけど、強くてクラクラくる。


ゆっくり話せなかった分、仕事の事とか、式の準備に関する事とか、色々話した。
あと、最近私が感じている事、とか。

言ってはいけないゾーンだって思ってても、相手に気付いて欲しいと少し思う。そんな思いが自然に私の態度に現われていたみたい。会った瞬間から，カレはそんな些細な私の表情を見逃していなかった。

顔を覗きこみ、手に触れて、1コ1コ解決しようと、ゆっくり優しく話してくれる。カレが悪いわけでも、ないのにね。ただ、私が聞き訳悪くてワガママなだけ。
そんなカレを見てると、余計に困らしたくなる衝動に駆られる。そのうち、自分の中に潜んでた蟠りもすっかり消え去って、いつも通りの私になっていた。

カレの手も握りかえすし、かわいく膨れっ面もできる。


カレの手にかかると、グルグル転がされる。そんな自分もまた、居心地がよい。
もっと、素直に。もっとかわいくなりたい。と思う。