◆蜜柑さま
 うのさま
 キャロラインさま
 ぴゅあまむさま
 メッセージあり◆

月曜日は、とある記念日だった。
仕事を終え、帰宅。
えみちゃんねるを見ながら食事中、電話が鳴る。
Oさんの着信音。
なんだなんだ?こんな時間に珍しい、と思い、出ると、
「○○、今家?ケーキ食べたくない?」と聞かれる。
「ケーキ?食べたい。どして?」
「今近くに来てるから、出てきて。」

記念日に会いに来てくれた。家族4人分の大きいケーキ+私だけに小さいケーキも付けて。私は、PUMAのTシャツにトミーのスウェット、髪型はポンパ。という思いっきり部屋着スタイルで車に乗り込み、素直に喜ぶ。ほんの少しの気を使い、眉だけ書き足す。

訳あって、しばらく実家へ帰らないといけない状態になり、その前に顔を見たかったんだ、と言うOさん。
いつもは、自分の弱い部分を人には絶対見せない彼。でもこの日は深刻な表情を浮かべ、大きながっちりとした体を私に寄りかけていた。私は彼の顔を胸でキャッチし、「大丈夫だよ」って言葉を何度も言った。その度に彼は何度も頷いていた。

あの人の、あんな姿を見たのは初めてで、私はかなり戸惑い、なんて言葉をかけたらいいのか分からず、自分の無力さを悲しく思った。そんな姿を見せてくれる彼に、不謹慎だけど、嬉しくもあり。
ただ傍に居て、髪を撫でて、手を握ることしか出来ないけど、それで少しでも元気な顔を見せてくれる彼。
離れるときに、彼は部屋の鍵を渡した。もしかして何かお願いすることあるかもしれないから、って言って。私は、この人にとって特別な存在なんだ、と実感した。

今は遠くに離れて、体で暖めることはできないけど、離れていても少しでも力になりたい。辛さを薄めたい、そう思った。

夜風はとっても寒く、星はとても綺麗に輝いていた。
生と死。人間は紙一重の所で生きている。
なにが起こるか分からない。新潟で被害に遭われ、亡くなられたかたも、イラクで殺害された男性もまさか自分が命を失うなんて数時間前には想像もしてなかっただろう。命は、儚く、すぐに消えてしまうもの。生きることを、いつの間にか当たり前に感じてしまっている最近、この体が存在し、心があり、私を大切に想ってくれる人がたくさんいる。とても幸せで、今この瞬間を大切に大切に、生きて行きたい。と思った。

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